まんが(2026/2/28更新)
お知らせ
・限定単行本「小さな平和」発売中
・AmazonMangaの「すくすく!しあわせジョン」は、「タテスク版しあわせジョン」に改題し、共通の作品をお届けいたします。
作者つぶやき(2026/3/1更新)
子供のころから、小さいものやスペースが好きです。小さい場所にいると落ち着くし、縛りがあったり不便なほうがワクワクします。原付ばかり乗ってきたし、さいきんはとても小さい折りたたみ自転車のキャリーミーをエイヤっと買いまして、水面では必死にバタバタして泳いでるアヒルみたいな気持ちで、のんびりうろうろしています。今住んでる事務所兼アパートも、6畳に加えて小さい区画があるのですが、そこと押し入れに物を置けば、6畳には布団しかなく、貸倉庫にしたいぐらいです。引っ越しもダンボール5箱で終わりました。一人暮らしである限りは、「4畳半でいい」ではなく「4畳半に住みたい」と思うし、もっと秘密基地みたいなせまいところに住んでみたいなとも思います。とはいえ、窓と景色の広さが大きくないとダメなのがこだわりです。小さい窓を開けてすぐに隣の家の壁があるようなのは独房ですからね。もし結婚するようなことがあれば、奥さんの好きな場所にでも住んで、来客用の大きめの部屋があり、その他の部屋は自由に使ってもらい、自分は四六時中2畳ぐらいの書斎にこもる、みたいなのがいいなと思います。
一人の住まいというのは、自分が持つ区画でしかないのかなと思うのです。大きな家に住んで年数回も使わない部屋がある、というのは個人的になんだか気分が悪いのです。もっと言えば、カバンひとつで、気分でどこにでも住めたらいいなと思うし、どこに住んでも半年ぐらいで飽きるので、遊牧民気質なのかもしれません。でもこれも本能かもしれませんね。人類は農耕する前は定住していなかったのだし。過度に所有することにわずらわしさを感じるのです。ぼくなどはとうてい買えないですが、高級スポーツカーなんか乗ったら、取り回しの不便さや、傷がつかないか悩みそうです。身に余る財は毒というか、精神的に気分良くいるほうが大事です。買えることと維持できるかは別で、想像するもう一段階上のお金持ちじゃないと、高級スポーツカーも雑に乗りこなせないのでしょうね。
世間のものに流されて、ついより多く、大きく、早く、に感覚が変わってしまいますが、引き算の楽しさを忘れたくありません。とはいえ、ゼロでいいわけではないので、自分にとってちょうどいい真ん中具合がたまたま一般より小規模なだけなのかもしれません。あるいは、現代はなにごとも過度なのかもしれませんね。
